軍艦「大和」

略歴

昭和16年12月就役. 第1戦隊に編入. 17年2月連合艦隊旗艦. 20年2月第2艦隊第1航空戦隊に編入. 4月7日, 第2水雷戦隊と共に海上特攻隊として沖縄へ向け航行中,米空母機の攻撃を受け沈没.

概要

大和型戦艦1番艦.

沿革

起工; 昭和12年11月4日,呉海軍工廠にて.
進水; 15年8月8日.
竣工; 16年12月16日.
沈没; 20年4月7日.米空母機の攻撃による.

所属

第1戦隊; 16.12.16-17.7.14
連合艦隊; 17.7.14-17.8.5
第1戦隊; 17.8.5-20.2.10
第1航空戦隊; 20.2.10-沈没.

配属部隊

coming soon

参加作戦

coming soon

部隊史・戦友会誌

凡例; ①文献名,②記事名,③著者名,④記事内容,⑤補足事項.

戦争体験記・回想録

乗組員や便乗者の回想.ただし上述の文献は除く.
凡例; ①文献名,②記事名,③著者名(所属),④記事内容,⑤補足事項.

設計・建造・修繕関係者

①呉海軍工廠電気部の会 編 追憶文集"半世紀"
②呉海軍工廠における艦船無線レーダー装備体験と海軍艦艇の消息
③田辺信雄(元呉海軍工廠電気部部員 海軍技術大尉)
④19年11月,「大和」の司令塔・煙突・後部檣楼に予備空中線アンテナを設置
①『海軍時代の想い出』愛媛海交会(1987)p172
②海軍と私
③田中昇(元呉海軍工廠勤務)
④16年後半.「大和」公試運転時に乗艦.

艤装員・乗組員

①「丸」604巻1996年8月号長編戦記
②戦艦「大和」レイテ沖の死闘
③岩佐二郎(元「大和」飛行科予備士官)
④パラワン水道-武蔵沈没まで.
①「丸」621巻1998年1月号長編戦記
②「零式水偵隊」海と空の航跡
③三浦貞美(元「大和」乗組)
④17年8月-18年1月.
①丸別冊 太平洋戦争証言シリーズ20『遥かなる戦場』(1992)p56
②戦艦「大和」ミッドウェー防御戦闘
③今井賢二(当時「大和」分隊長)
④「大和」就役からミッドウェー海戦まで.
①丸別冊 太平洋戦争証言シリーズ20『遥かなる戦場』(1992)p206
②日本海軍の電波探信儀
③松井宗明(元「大和」通信長/電波探信儀訓令実験委員)
④18年7月「大和」搭載の22号電探を調整.
①丸エキストラ版vol.65『軍艦戦記』(1979)p190
②その日私は大和の艦橋にいた
③渡辺光男(元「大和」乗組)
④菊水一号作戦について.
①『最後乃海軍士官-海軍経理学校生徒第三十五期の記録-』(1984)p190
②大和乗組、候補生退艦
③坂本克郎(元「大和」乗組)
④20年4月,出撃直前の様子.
①丸別冊 太平洋戦争証言シリーズ13『最後の戦闘』(1988)
②戦艦「大和」沖縄突入ならず
③上遠野栄(元「大和」乗組)
④19年10月-20年4月,菊水一号作戦.
①丸エキストラ版No.118『巨艦武蔵と大和』(1988)p165
②生き残り士官の見た大和の最後
③黒田吉郎(元「大和」砲術長)
④20年2月-4月.
①『戦艦「大和」檣頭下に死す』光人社NF文庫(1995)p11
②戦艦「大和」主砲指揮所に地獄を見た
③小林健(元「大和」射撃指揮所員)
④19年10月-20年4月.比島沖と沖縄特攻
①『戦艦「大和」檣頭下に死す』光人社NF文庫(1995)p211
②戦艦「大和」檣頭下に死す
③小林昌信(元「大和」機銃員)
④19年11月-20年4月.沖縄特攻
①丸エキストラNo.94『実録太平洋海戦史』(1984)p207
②サマール沖のおごれる星条旗を撃滅せよ
③市川通雄(元「大和」砲術士)
④19年10月.
①丸エキストラ戦史と旅25『最強の艦隊』(2000)p84
②その日私は「大和」の艦橋にいた
③渡辺光男(元「大和」乗組)
④20年4月.沖縄作戦
①丸エキストラ版No.76『大海戦』(1981)p219
②巨艦大和に帝国の墓標をみた
③三笠逸男(元「大和」副砲員)
④20年4月.
①『破竹-海軍経理学校第八期補修学生の記録-』(1972)p555
②最期の「摩耶」主計長-比島沖海戦
③永末英一(元第2艦隊副官)
④19年10月-12月.「大和」に乗艦.
①『最後乃海軍士官-海軍経理学校生徒第三十五期の記録-』(1984)p274
②実戦部隊勤務所感
③六反園文雄(元「大和」乗組)
④20年3月末-4月初頭.出撃前に退艦した.記述はわずか.
①『無二の航跡』(1987)p885
②海山を越えて
③平塚清一(元「大和」主砲発令所長)
④17年10月-18年5月.
①『無二の航跡』(1987)p918
②鈍牛独語
③松井宗明(元「大和」通信長)
④18年2月-6月.
①丸別冊 太平洋戦争証言シリーズ9『ソロモンの死闘』(1988)p433
②トラック基地のGF旗艦「大和」
③平塚清一(元「大和」分隊長)
④17年10月-18年5月.
①証言・昭和の戦争『ミッドウェーの海に鋼鉄の浮城が燃えている』光人社(1990)p281
②戦艦「大和」檣頭下に死す
③小林昌信(元「大和」乗組)
④沖縄作戦.
①「丸」408巻1980年7月号p134
②巨艦『大和』対空砲台の絶叫
③細田久一(元「大和」高角砲発令所長)
④20年4月沖縄特攻.
①『滄溟 海軍経理学校補修学生第十期』(1983)p1258
②洋上から樹林の中へ
③相楽一郎(元「大和」乗組)
④19年3月-6月.あ号作戦直前に退艦.
①『海軍水測史』(1984)p329
②"大和"水測の思い出
③淺羽満夫(元「大和」乗組)
④19年12月-20年4月.沈没まで.
①『海軍水測史』(1984)p306
②"大和"初期の聴音
③霊梅栄吉(元「大和」艤装員/乗組)
④16年8月-18年12月.
①労苦体験手記 軍人軍属短期在職者が語り継ぐ労苦(兵士編) 第3巻
②第1部 労苦体験記:「海軍」:海上特攻艦隊戦艦「大和」と共に
③牧野義美(元「大和」乗組)
④19年2月-20年4月.主に沈没時の状況について.

司令部・隊付

①『歴史と人物 太平洋戦争シリーズ 秘められた戦史』中央公論社(1986)p80
②軍楽兵の見た連合艦隊作戦室
③林進(元連合艦隊司令部付 軍楽隊員)
④17年2月-18年2月.「大和」.ミッドウェー,ガダルカナル戦のGF司令部
①『築地の岸に佇つ : 海経二六期の記録』(1986)p32
②忘れ得ぬ海軍
③真下英三郎(元連合艦隊司令部付)
④17年8月-18年2月.旗艦は「大和」.
①丸別冊 太平洋戦争証言シリーズ11『大いなる戦場』(1988)p58
②第一戦隊「大和」艦橋で見たレイテ沖海戦
③伊藤敦夫(元第1戦隊飛行長)
④”栗田艦隊反転”について艦橋で見聞きしたことからの意見を述べている

便乗者・救助者など

①「丸」563巻1993年3月号綴込長編
②波濤を越えたわが青春の旭日旗
③田尻正司(元「金剛」乗組)
④19年3月兵学校卒業後、リンガ泊地の「金剛」に着任するため「大和」に便乗
①『五分前の青春 第九期海軍短期現役主計科士官の記録』(1979)p958
②転勤三話
③滝田信太郎(元「隼鷹」乗組)
④18年5月,トラックから呉まで「大和」に便乗.
①『死闘の水偵隊』朝日ソノラマ文庫新戦史シリーズ(1994)
③安永弘(元「妙高」水偵隊操縦員)
④18年3月内地帰還時に「大和」に便乗.
①『淳誠会戦記 : 青春の記録 海軍軍医学校第70期』(1979)p45
②南海の想い出
③佐藤裕(元「愛宕」医務科)
④19年10月23日「愛宕」沈没後「大和」に移乗.

その他

①『乙十六期の戦闘記録』雄飛十六の会(1992)p513
②最後の飛行
③大久保潔(元第6艦隊司令部付飛行隊?)
④20年4月出撃前後に大津島基地に飛来した「大和」搭載の零式水偵操縦員とのやり取り.

写真資料

凡例; ①文献名,②記事名,③提供者・解説者名(所属),④記事内容,⑤補足事項.

①「丸」646巻2000年2月号巻頭写真
②戦艦「大和」 in action
④レイテ沖海戦・坊ノ岬沖海戦で米空母機が撮影した「大和」の空中写真数枚.
①「丸」634巻1999年2月号巻頭写真
②未発表写真 発掘された海軍機&軍艦
④19年7月-8月に撮影された「大和」飛行科の集合写真.後ろに「241」の尾翼番号を付けた零観.
①Naval History and Heritage Command
②80-G-704702 80-G-704702 Battleship Yamato
④昭和16年10月1日の公試の際の写真1枚.
①Naval History and Heritage Command
②NH 63433 Yamato
④昭和19年10月26日シブヤン海でB-24の爆撃を受ける写真1枚.
①Naval History and Heritage Command
②L42-09.06.01 Yamato
④昭和16年10月1日の公試の際の写真1枚.
①Naval History and Heritage Command
②L42-09.06.02 Yamato
④昭和20年4月7日空襲下の写真1枚.
①Naval History and Heritage Command
②L42-09.06.03 Yamato
④昭和19年10月25日サマール島沖で撮影の写真1枚.
①Naval History and Heritage Command
②L42-09.06.04 Yamato
④昭和20年4月7日第1波の空襲直前に撮影の写真1枚.
①Naval History and Heritage Command
②L42-09.06.05 Yamato
④昭和20年4月7日空襲下の写真1枚.

文献資料

公文書や解説本.
凡例; ①文献名,②記事名,③著者名(肩書),④記事内容,⑤補足事項.

①「丸」438巻1983年1月号p140
②わが飢えた「白頭鷲」のむれ不沈艦ヤマトに向かえ!
③原勝洋(艦艇史研究家)
④「大和」撃沈の米軍側の記録.
①『祖父たちの告白 太平洋戦争70年目の真実』中日新聞社(2012)p49
②第二章 戦艦大和の遺言-中部の乗組員たちの記憶
④「大和」沈没時に乗艦していた中部地方出身の乗員たちについての記事.証言など.
①『戦艦「大和」暗号士の終戦』光人社NF文庫(2003)
③永沢道雄
④19年7月-12月「大和」暗号士だった小島清文氏について.ただし内容は精査が必要.