飛行戦隊
飛行連隊・飛行戦隊を扱う. 略歴をクリックすると個別のページに飛びます.
飛行連隊
飛行戦隊
飛行第1戦隊
昭和13年7月、飛行第1連隊から編成.ノモンハン事変に参加.対米英開戦後は九七戦でマレー・ビルマ方面,一式戦に改変してソロモン・ニューギニア方面を戦った.19年10月四式戦で比島に進出して消耗し、本土に帰還.再建中に終戦を迎えた.
飛行第2戦隊
昭和13年7月各務原で飛行第2連隊を改編.18年8月チチハルに移駐.19年5月クラークに展開.第2飛行師団隷下で比島航空戦.20年1月屏東,3月八街に後退.4月沖縄作戦に参加.7月第12独立飛行隊に改編された.
飛行第3戦隊
昭和13年8月編成.軽爆隊.17年6月樺太・千島に展開.19年6月以降,沖縄・台湾・比島と移動し,10月のレイテ総攻撃で潰滅.11月に本土に帰還し戦力回復をしつつ終戦.一部の隊員が沖縄地上戦に巻き込まれた.
飛行第4戦隊
昭和13年8月飛行第4連隊を芦屋で改編.第1飛行集団隷下.15年3月小月に移駐.北九州の防空に従事.17年夏に九七戦から二式複戦に改変.19年6月以降来襲するB29の邀撃に従事した.終戦で廃止.
飛行第5戦隊
昭和13年8月立川で飛行第5連隊を改編の戦闘機隊.14年6月柏に移駐.18年7月二式複戦でマランに進出,パンダ海の船団護衛や防空に従事.19年9月小牧に移駐.本土防空戦に参加.五式戦に改編中に清州で終戦.
飛行第6戦隊
昭和13年8月編成.軽爆隊.長く満州に駐留.19年5月主力を北支に,一部南支に派遣.朝鮮で終戦を迎えた.
飛行第7戦隊
昭和13年8月飛行第7連隊を浜松で改編.16年7月九七重爆で公主嶺に移駐.17年9月第3航空軍隷下で豪北方面で活動.18年4月浜松で百式重爆に改変.8月ニューギニア.19年1月浜松に帰還.四式重爆に改変し雷撃訓練.10月比島,台湾.20年3月沖縄航空戦.伊丹で終戦.
飛行第8戦隊
昭和13年8月飛行第8連隊を屏東で改編.司偵・軽爆隊.第4飛行団隷下.16年12月比島攻略戦,17年1月飛行第5師団隷下でビルマ戦に参加.19年7月仏印,20年7月屏東に移動.第8飛行師団に編入され本土決戦準備中に終戦.
飛行第9戦隊
昭和13年7月飛行第9連隊を改編.第2飛行団隷下.張鼓峰事件に参加.以後満州に駐屯.19年2月中支作戦に参加.12月広東に移動,南支作戦に参加.20年8月南京に移動.終戦で廃止.
飛行第10戦隊
昭和13年8月飛行第10連隊を改編.司偵隊.16年7月第10独立飛行隊本部・独飛70・76中隊に改編.ソロモン作戦.18年6月第10独飛本部・独飛76中隊・81戦隊の1個中隊で戦隊を再編成.沖縄戦に参加.台湾で終戦.一部をラバウルに残置.
飛行第11戦隊
昭和13年8月飛行第11連隊を改編.九七戦で北支事変,ノモンハン,マレー作戦に参加.17年7月一式戦に改変し南東方面,大陸方面で活動.19年3月四式戦に改変.フィリピン戦で壊滅.20年2月本土帰還.関東防空に従事.終戦で廃止.
飛行第12戦隊
昭和13年7月飛行第12連隊第1大隊を改編.中国奥地爆撃,ノモンハン事件に参加.対米開戦後はマレー・ビルマ・ニューギニア・フィリピンでの作戦に従事.20年7月に台湾に移動.屏東で終戦.
飛行第13戦隊
昭和13年7月飛行第13連隊を改編.第1飛行集団隷下の戦闘機隊.16年12月柏.17年5月二式複戦でラバウルに進出.以後ニューギニア戦に従事.19年9月一式戦に改変.比島作戦に参加.20年3月仏印,7月台湾に移動.屏東で終戦.
飛行第14戦隊
昭和13年8月飛行第14連隊を改編.第4飛行団隷下.九七重爆で台湾を拠点に大陸での作戦に従事.対米開戦後,南方進攻・ビルマ・ニューギニア・ソロモン・フィリピン作戦に参加.20年2月に本土に帰還し四式重爆への機種改変中に終戦.
飛行第15戦隊
昭和13年8月,飛行第15連隊を改称.偵察機隊.16年7月独立飛行隊に改編.台湾・仏印・ビルマ・ニューギニア等で偵察に従事.19年1月再び飛行戦隊に改編.比島航空戦に参加.20年5月復帰.
飛行第16戦隊
昭和13年8月飛行第16連隊を満州海浪で改編.第2飛行団隷下の軽爆隊.14年7月-9月ノモンハン.16年11月台湾に展開.第5飛行集団.12月比島攻略戦.17年7月北支に展開,20年4月まで大陸の作戦に従事.5月平壌に移動し第8飛行団隷下.沖縄戦に参加.終戦で廃止.
飛行第17戦隊
昭和19年2月編成.5月以降三式戦で比島に進出,10月までに消耗し12月には内地に帰還.20年1月以降,中京地区の防空に従事.3月台湾に進出し沖縄戦に参加,特攻も出した.終戦で廃止.
飛行第18戦隊
昭和19年2月調布で新編.三式戦.19年11月ルソン島に進出.12月ネグロス島に移動.レイテ航空戦に参加.20年2月柏に帰還.五式戦に改変し関東防空に従事.5月松戸に移駐.終戦で廃止.
飛行第19戦隊
昭和19年2月編成.三式戦で阪神防空に備えたが7月比島に進出.11月までの航空戦で壊滅,20年1月に再進出するも潰滅.以後終戦まで台湾から沖縄航空戦に従事した.
飛行第20戦隊
昭和18年12月伊丹で編成.一式戦装備.19年5月千島に進出.8月台北,10月一部比島に展開.12月台湾小港に集結.20年4月沖縄戦に参加.終戦で廃止.
飛行第21戦隊
昭和17年10月独立飛行第84中隊(初代)を改編,スマトラ・ビルマで活躍.20年7月台湾に移動し終戦.
飛行第22戦隊
昭和19年3月福生で編成.初の四式戦部隊.8月漢口に進出,桂林作戦に参加.10月比島に進出.レイテ作戦に参加.20年1月中津へ旗艦.3月徐州に展開.8月京城に移動し終戦.
飛行第23戦隊
昭和19年10月印旛で編成.一式戦・二式単戦で関東防空に従事.19年12月-20年1月一部を硫黄島に派遣.4月上旬芦屋に前進,北九州防空に従事.以後印旛に帰還し関東防空に就いた.終戦で廃止.
飛行第24戦隊
昭和13年9月,飛行第11連隊を基幹として編成.九七戦でノモンハン事件と比島攻略,隼で南支,ニューギニアの航空戦,疾風で比島決戦,沖縄戦に参加.19年半ばには一部を千島にも派遣.台湾で終戦.
飛行第25戦隊
昭和17年11月独立飛行第10中隊(二代)を漢口で飛行戦隊に改編.20年7月朝鮮水原に移動し終戦.
飛行第26戦隊
昭和17年10月編成.九七戦と九七軽爆の混成部隊として比島・南西方面に展開.19年4月に純戦闘機隊となり,一式戦で比島航空戦に参加,20年3月にはシンガポールに移り,一部は台湾から沖縄戦に参加した.
飛行第27戦隊
昭和13年8月編成.対米英開戦後はマレー・ビルマ方面を軽爆で戦い,満州に帰還.19年7月九九襲でフィリピンに進出,二式複戦を併用した.空襲で消耗しながらレイテ爆撃などを行い,20年2月に内地に帰還,4月復帰.
飛行第28戦隊
昭和14年6月第2飛行団隷下に新京で編成.16年3月司偵隊となる.7月第28独立飛行隊本部,独立飛行第63,81中隊に改編.19年4月同部隊で戦隊を再編.19年11月東金に移駐.邀撃任務に就く.20年7月独立飛行隊に改編.終戦で廃止.
飛行第29戦隊
昭和14年7月編成.軍偵などを装備.ノモンハン事件.16年7月第29独立飛行隊本部・独立飛行第66,87中隊に分割.北・中支作戦.19年2月第29独飛本部・独飛87,90中隊で再編.戦闘機隊.7月台湾,11月比島,20年3月沖縄航空戦.台中で終戦.
飛行第30戦隊
昭和18年7月襲撃機隊として編成に着手.編成完結前に戦闘機隊に改編.19年7月一式戦でフィリピンに進出,ネグロス島に展開.9月中旬の艦載機による空襲で壊滅.10月内地に帰還.20年1月比島に再進出.3月ビルマに移り,5月解隊.
飛行第31戦隊
昭和13年8月南苑にて新編.軽爆隊として漢口・広東攻略,ノモンハン事件に参加.対米英開戦後はビルマ方面で活躍.18年12月一式戦に改変.19年7月ネグロス島に進出,比島作戦に参加.20年4月主力は内地に帰還.5月末シンガポールにて復帰.
飛行第32戦隊
昭和14年10月,飛行第45,16戦隊の各1個中隊を基幹に編成.軽爆隊.長く東満国境および北支にあったが,19年5月以降千島で九九式襲撃機による対潜哨戒を実施.12月比島に進出,消耗して3月までに北海道に帰還.以後終戦まで千島での警戒に当たった.
飛行第33戦隊
昭和13年8月編成の戦闘機隊.ノモンハンに参加.対米開戦後は南支航空戦,18年10月以降スマトラを中心にビルマ・ニューギニア・比島航空戦に従事.20年6月復帰.人員は第9飛行師団司令部に転属
飛行第34戦隊
昭和17年10月独立飛行第82中隊(初代)を改編.九九双軽を装備.第4飛行団隷下でビルマ作戦に参加.19年2月ニューギニアに移動,4月までに壊滅しチモール,比島に後退.8月に復帰.人員は飛行第208戦隊に転属.
飛行第38戦隊
昭和18年4月樺太大谷で編成の司偵隊.カムチャツカ隠密偵察に従事.以後も北海道・千島を拠点に作戦.19年10月比島に進出.20年3月帯広に帰還.7月第38独立飛行隊に改編.
飛行第44戦隊
昭和14年7月独飛第18中隊(偵察)と飛行第45戦隊(軽爆)の一部で編成.第3飛行団隷下.9月独飛第17中隊(直協)を編入し偵察隊を削除.中南支航空戦に従事.20年6月朝鮮大田に移動.終戦で廃止.
飛行第45戦隊
昭和13年8月編成の軽爆隊.ノモンハンに参加.対米英開戦直後は九九双軽で香港攻略戦などに従事,満州に戻ったのち東部ニューギニア作戦に参加した.内地で二式複戦に改変しニューギニア・フィリピンで戦い潰滅,キ102乙に改変,錬成中に終戦.
飛行第47戦隊
昭和16年9月新編.キ44試作機で仏印・マレー・ビルマ侵攻作戦に参加.17年4月柏に移駐.18年10月戦隊に改編,成増に移駐.二式単戦でB-29邀撃に従事.20年1月四式戦に改編.3月大阪,5月都城へ移動.小月で終戦.
飛行第48戦隊
昭和18年7月満州で編成の戦闘機隊.19年4月に一式戦で武昌進出して以降,南支を中心に防空任務に従事した.終戦で解隊.
飛行第50戦隊
昭和15年9月台中で新編.九七戦.16年12月第4飛行団隷下で比島攻略・ビルマ作戦.17年4月一式戦に機種改変.ビルマ作戦に参加.19年8月四式戦.20年1月サイゴンに展開.7月台中に移動.第8飛行師団隷下.嘉義で終戦.
飛行第51戦隊
昭和19年4月小月で新編.四式戦装備.第16飛行団.6月防府に移動し北九州防空.9月ルソン島に展開.台湾沖・比島航空戦に参加.12月下館に帰還.関東防空に従事.終戦で廃止.
飛行第52戦隊
昭和19年4月防府で編成.第16飛行団.5月芦屋,9月ルソン島に進出.台湾沖・フィリピン航空戦に参加.11月レイテ作戦後に空中勤務者は下館へ帰還.関東防空に従事.20年7月調布に移動.終戦で廃止.整備員はルソン地上戦に参加.
飛行第53戦隊
昭和19年4月所沢で編成完結.5月松戸に移駐.二式複戦を装備し,11月以降関東防空に従事.対空特攻の震天特攻隊も編成した.20年6月藤ヶ谷に移駐.終戦直前に富山に派遣隊を出した.終戦で解隊.
飛行第54戦隊
昭和16年7月柏で編成.12月漢口に進出,以後17年半ばまで南京等で作戦.10月内地に帰還.18年8月幌筵島に進出.19年2月第1中隊は独立飛行第24中隊となる.11月ネグロス島に進出.20年5月北海道に帰還.終戦で廃止.
飛行第55戦隊
昭和19年4月編成。三式戦を装備して中京地区の防空を担当。11月にルソン島に進出、比島決戦で潰滅し20年1月内地に帰還、再建に着手。沖縄戦に参加したのち阪神地区防空に従事しながら終戦を迎えた。
飛行第56戦隊
昭和19年4月大正飛行場で新編.5月伊丹に移駐.一式戦,三式戦で阪神防空に従事.8月済州島に展開.B29邀撃.11月第11飛行師団隷下.伊丹に帰還.防空作戦を継続した.終戦で廃止.
飛行第58戦隊
昭和13年7月、飛行第12連隊を基に編成した重爆隊.18年7月にスマトラに移動するまでは長く大陸方面にあった.20年にはビルマ、終戦直前に台湾に移動した.終戦で解隊.
飛行第59戦隊
昭和13年7月,飛行第1戦隊の一部をもって編成.ノモンハン,中支で活躍.対米英開戦後は南方進攻作戦に従事しニューギニアで壊滅,沖縄戦で再び消耗し終戦を迎えた.
飛行第60戦隊
昭和13年8月飛行第6大隊を改編.九七重爆.14年1月以降,第3飛行集団隷下で大陸奥地爆撃に参加.16年12月マレー作戦に参加.以後ビルマ・濠北・中国大陸・比島・本土で作戦.19年12月四式重爆に改変し沖縄戦に参加.終戦で廃止.
飛行第61戦隊
昭和13年9月,飛行第10連隊を基に編成.九七重爆でノモンハン,百式重爆で南西方面,ニューギニア作戦.19年5月に内地に帰還し四式重爆に改変してバリクパパンに進出し対艦攻撃に従事.台湾で終戦.
飛行第62戦隊
昭和14年7月編成開始.開戦後は九七重爆でビルマ・華中方面で活躍.百式重爆に改変後,西部ニューギニアや比島で戦い,20年1月内地に帰還.四式重爆に改変して九州沖,沖縄戦に従事.西筑波で終戦.
飛行第63戦隊
昭和18年2月八戸で編成.一式戦.9月第1中隊を北千島に派遣.12月以降主力はニューギニアに移動.19年2月第1中隊もニューギニアに移動.4月までに壊滅し生存者はサルミで自活状態で終戦を迎えた.
飛行第64戦隊
昭和13年8月飛行第2大隊を改編.九七戦.13年8月漢口,12月海南島作戦.14年ノモンハン事件に参加.16年9月一式戦に改変.12月マレー・蘭印作戦,17年4月-20年4月までビルマ作戦に参加.仏印で終戦.
飛行第65戦隊
昭和13年7月飛行第9連隊と独立飛行第4中隊を改編.軽爆・襲撃機隊.14年9月ノモンハン事件に参加.長く中国大陸での作戦に従事.19年7月比島に進出壊滅.内地に帰還後一式戦三型に改変し沖縄戦に参加.比島に残留した地上員は地上戦に巻き込まれた.
飛行第66戦隊
昭和17年3月平壌で編成.九九式襲撃機3個中隊.18年9月以降南支那海の対潜哨戒に従事.19年7月フィリピンに進出,レイテ戦で消耗.20年1月内地に戻り沖縄戦に参加.7月一部を一式戦に改変.終戦で解隊.
飛行第67戦隊
昭和18年2月,飛行第3戦隊と教育飛行連隊を基幹に編成.九九式襲撃機3個中隊で11月以降北海道,ついで千島に展開.19年9月フィリピン進出.レイテ戦で消耗し,20年5月ミンダナオで解隊.
飛行第68戦隊
昭和17年3月編成。新鋭の三式戦を装備してニューギニア方面に進出、劣悪な環境ゆえの低稼働率に悩まされながら戦闘を続けた。19年7月25日消耗により解隊、ニューギニアに残された隊員は地上戦に巻き込まれた。
飛行第70戦隊
昭和16年3月,飛行第9・33戦隊の人員を基幹に編成.満州防空.18年5月に九七戦から鍾馗に改編.19年11月松戸に移駐.関東防空戦.20年6月から四式戦を導入した.終戦で廃止.
飛行第71戦隊
昭和19年9月亀山で編成.四式戦を装備.第21飛行団.小月に移動し北九州防空.11月ルソン島,12月ネグロス島に移動しレイテ作戦に参加.20年2月ボルネオ島に移動,4月本土に帰還.防府で終戦.
飛行第72戦隊
第21飛行団の一つとして昭和19年5月に編成。四式戦を装備。 12月に比島進出。特攻隊も出し可動機0となり、生存者は台湾へ後退しそのまま解散した。
飛行第73戦隊
昭和19年9月新編.第21飛行団隷下.四式戦を主力として12月中旬にルソン島に進出.消耗し20年1月わずかな生存者が台湾に引き上げた他は比島の地上戦に巻き込まれた.5月復帰.
飛行第74戦隊
昭和17年12月新編の重爆隊.第5飛行集団隷下.19年4月北海道に展開.11月百式重爆で比島に進出.空襲や特攻を含む攻撃で潰滅し20年4月帯広に帰還.95戦隊を吸収,四式重爆に改変して松本で終戦を迎えた.
飛行第75戦隊
昭和13年8月,飛行第7大隊を基幹に編成.偵察・軽爆部隊.大陸での地上協力に従事した.対米開戦後は九九双軽でマレー作戦,ダーウィン空襲,ニューギニア戦,比島航空戦に参加.20年初頭に内地に帰還しキ102に改変して終戦を迎えた.
飛行第77戦隊
昭和13年7月飛行第8大隊を改編した戦闘機隊.8月湖北省に前進し漢口作戦に参加.16年12月タイに進出.ビルマ作戦に参加.17年6月京城に移動,18年10月ビルマ,19年2月ホーランジアに進出.8月ホーランジアで現地復帰.
飛行第78戦隊
昭和17年3月,飛行第33戦隊の人員を基幹に編成.18年7月三式戦でラバウルに進出.ニューギニア航空戦に従事.19年4月までに壊滅し,生存者はサルミに転進,同地で自活状態で終戦を迎えた.
飛行第81戦隊
昭和16年9月独立飛行第16中隊(初代)を改編した司偵隊.第3飛行集団隷下でプノンペンに前進.マレー・ジャワ作戦に従事.17年7月以降ビルマ作戦に参加.20年6月仏印に移動.終戦で廃止.
飛行第82戦隊
昭和19年10月,独飛18中隊と独飛55中隊を基幹として編成した司偵隊.漢口や南京を拠点に各地に派遣隊を出しながら大陸航空戦を支援.20年6月主力は朝鮮京城に移駐.終戦で解隊.
飛行第83戦隊
昭和16年3月満州で編成の偵察機隊.7月第83独立飛行隊本部・独立飛行第73中隊・独立飛行第89中隊に改編.19年2月独飛89中隊,独立飛行第91中隊をもってラングーンで再編.6月ボルネオ,12月ネグロスで作戦.20年5月解隊.
飛行第85戦隊
昭和16年3月満州孫家で編成の戦闘機隊.第5飛行集団隷下.18年7月広東に展開,湘桂作戦に参加.19年2月漢口に移駐し武漢防空.20年2月主力は南京に移動.第1飛行団隷下.5月京城に移動.同地で終戦.
飛行第87戦隊
昭和16年3月編成.対米開戦後も対ソ戦に備えたが,18年夏以降パレンバンの防空に任じた.終戦で解隊.
飛行第90戦隊
昭和13年8月飛行第9大隊を改編.第3飛行集団隷下の軽爆隊.北支・南支作戦に参加.16年12月マレー・ジャワ作戦に参加.4月南支に復帰.終戦まで大陸での作戦を継続.
教導飛行第95戦隊→飛行第95戦隊
昭和17年12月編成.19年1月改称.11月に百式重爆で比島に進出.攻撃と輸送に従事したが消耗し,内地へ帰還.20年4月に74戦隊に吸収され解隊.
飛行第98戦隊
昭和13年8月独立飛行第3中隊と独立飛行第15中隊を統合して編成.九七重爆で中国奥地爆撃,マレー進攻,ビルマ戦で活躍.19年4月以降海軍指揮下の四式重爆の雷撃隊として台湾沖,比島,沖縄戦に参加.終戦で解隊.
飛行第101戦隊
第100飛行団の一つとして昭和19年11月に編成完結。四式戦を装備。12月上旬から大阪防空につき、20年3月九州へ進出。沖縄戦で壊滅し成増で再建、8月に四国に進出して終戦を迎えた。
飛行第102戦隊
第100飛行団の一つとして昭和19年11月に編成完結。四式戦を装備。12月上旬から大阪防空につき、20年3月九州へ進出。沖縄戦で壊滅し成増で再建、7月に解散。101,103戦隊に吸収された。
飛行第103戦隊
昭和19年7月北伊勢で編成.四式戦装備で第100飛行団隷下.11月伊丹,20年1月隅ノ庄,2月知覧に移駐.沖縄航空戦.4月都城,6月成増に移駐.7月第102飛行戦隊を吸収.8月淡路島に移動.由良で終戦.
飛行第104戦隊
昭和19年8月飛行第4戦隊で編成.9月満州に移動.一式戦・四式戦で防空に従事.11月鞍山に移駐.20年8月ソ連軍と交戦.ソ連軍により武装解除.
飛行第105戦隊
昭和19年7月台中で編成.第8飛行師団隷下で三式戦を装備.台湾沖航空戦に参加.20年3月宜蘭に移動.4月石垣島に前進.8月宜蘭に帰還.終戦で廃止.
飛行第106戦隊
昭和19年10月各務原で新編.百式司偵装備で12月マニラに展開.比島航空戦に参加.20年1月台湾に後退.3月沖縄戦に参加.4月復帰.飛行第2戦隊に編合された.
飛行第107戦隊
昭和19年8月四式重爆に75㎜砲を搭載したキ109戦闘機を装備する部隊として浜松で編成.防空戦闘機としては不向きだったため,20年6月朝鮮大邱に移動.朝鮮海峡の哨戒に従事.20年7月復帰.
飛行第108戦隊
昭和19年8月,台湾嘉義で編成完結した輸送機隊.台湾を基点に各地への空中輸送を実施し,比島作戦・沖縄作戦を支援.20年5月,第3中隊を基幹として爆撃飛行隊を編成.終戦で廃止.
飛行第109戦隊
昭和19年10月シンガポールで編成の輸送機隊.11月スマトラ,12月タイに移動.ビルマに対する人員資材輸送に従事.20年3月仏印に移駐.終戦で廃止.
飛行第110戦隊
昭和19年10月浜松で編成.四式重爆.12月教導航空軍隷下でサイパン攻撃.20年2月第6航空軍隷下で立川から硫黄島を攻撃.3月大刀洗に進出.終戦まで沖縄攻撃を続けた.終戦で廃止.
飛行第111戦隊
昭和20年7月明野教導飛行師団から作戦専任部隊として編成.第23飛行団隷下.四式戦・五式戦を装備し8月小牧に移動.終戦で廃止.
飛行第112戦隊
昭和20年7月常陸教導飛行師団から作戦専任部隊として編成.第23飛行団隷下.四式戦・五式戦を装備し鹿島灘の哨戒に従事.終戦で廃止.
飛行第144戦隊
昭和16年8月豊岡で編成.九七戦を装備.17年4月飛行第244戦隊に改称.
飛行第200戦隊
昭和19年10月明野教導飛行師団で編成.第30戦闘飛行集団隷下.四式戦を装備して10月下旬比島に進出.ネグロス島・ルソン島を拠点に制空・特攻作戦に参加.20年1月上旬本土に帰還したが再建されず5月末復帰.比島に残置の300名は終戦で武装解除.
教導飛行第204戦隊→飛行第204戦隊
昭和17年3月満州竜江省で新編の戦闘機隊.第4飛行団隷下.18年11月仏印,12月ラングーンに展開.19年2月改称.ビルマ航空戦に従事.10月マニラに移動,比島航空戦に参加.12月常陸に移動.20年2月仏印に展開.4月一部を台北に派遣,沖縄戦に参加.7月主力も台湾に移動.終戦で廃止.
教導飛行第206戦隊
昭和16年3月新京で新編の軽爆・偵察隊.白城子教導飛行団隷下.3月白城子に移駐.7月第206独立飛行隊本部・独立飛行第52・54中隊に改編.
教導飛行第208戦隊→飛行第208戦隊
昭和16年3月編成.5月改称.18年5月以降ラバウルに進出.ニューギニア作戦に従事し19年4月までに壊滅.一部は比島航空戦にも参加.内地に帰還して20年5月復帰.
飛行第244戦隊
昭和17年4月飛行第144戦隊を改称.18年から三式戦,20年5月からは五式戦を装備.調布に展開する防空専任部隊として,空対空特攻を含めた関東防空戦に活躍.沖縄戦では知覧に,その後は小牧,八日市に移動した.終戦で廃止.
飛行第246戦隊
昭和17年6月加古川で新編の戦闘機隊.第18飛行団長の隷下で阪神地区防空.18年12月主力は屏東に移動.19年11月比島に進出.第11飛行師団隷下.20年2月大阪に移動.中部地区防空に従事.終戦で廃止.
飛行第248戦隊
昭和17年8月小月で編成の戦闘機隊.8月芦屋に移駐.一式戦で北九州防空.18年10月ニューギニア転用が決定,11月飛行隊はウエワクに進出.地上勤務者を乗せた「てらごあ丸」が沈没し壊滅.飛行隊もニューギニア航空戦で壊滅.19年7月現地復帰.